好きにならずにいられない…

人生で初めて甘えられる心から尊敬できる人に出会えました。素敵な彼にエスコートされ二人だけの秘密の世界が始まりました。かけがえのない彼の手を離さず人生を共有していきたい。

彼に言えない私の秘密①

椎名さんとまた二人きりで会う約束をした…


メールで次回からは職場から離れた場所で会おうと言われた…


次回といっても…


私達は既婚者同士…


お互いに家庭がある…


どうやってこの先、二人きりで会うのか?


職場の飲み会なんて私にはそんなに頻繁にある訳ではない…


きっと椎名さんクラスなら残業や飲み会は当たり前で、仕事の都合がつけば、私と二人きりで会うことなんて簡単なのかもしれない…


だけど私は違う…



私は迷った…


椎名さんに言うべきかどうか…


私には椎名さんには言えない秘密がある…



私は婚外恋愛が初めてではない…


数年前に一度経験した…


それは、同僚からの告白だった…



あの時、私はどうにかしていたのかもしれない…


LINEが流行って、その同僚とLINEの交換をした…


楽しかった…


そのうち、その同僚が異動すると知る…


さみしいと思った


同僚から告白され二人きりで会った…


付き合ってほしいと言われた…


その同僚から奥さんの愚痴を聞かされ

気の毒に思っていた…


最初は好奇心、そして恋というより同情から始まった婚外恋愛だった…


私を奪いに行くからと私が家族でいる場所に行っていい?


と言うような人だった…


私が家族といると

「さみしい…」

と所構わずLINEしてこられた…


私は挙動不審になった…


付き合ってたった数ヶ月で夫に怪しまれた…



それからというもの

私の状況を心配するものの

距離を置こうと言われ…

逃げるようにフェイドアウトされた…


たった数ヶ月の付き合いだったけど…

最後を迎えるにはさらに半年かかった…


最後に会った時、

その人の態度を見て私は終わりにしようと思った…


その人は私と会った時にとても冷たかった…


だけど、帰ってから

「頭ではいけないと思うけれど、本当はまだ思っている…」

とLINEがきた…


私は信用できなかった…


たった数ヶ月の過ちで

私の家庭は半分崩壊した…


地獄のような監視が始まった…


嫉妬に狂った夫は私の気持ちにお構いなく

求めてきた…


毎日拷問だった…


私はそんな目に合ったのに

同僚は何のお咎めもなく暮らしている…


ようやく全てを忘れられた私



婚外恋愛なんてもう二度としない…


そう思っていた…


椎名さんに出会うまでは…



椎名さんを意識しだした頃から

何となく婚外恋愛が始まるかもしれない…

うすうす予感がしていた…

うまく説明できないけれど…


椎名さんとの婚外恋愛が始まるかもしれない


そう思った時、

私はもう二度とあんな婚外恋愛はしたくない


そう思った…


私は椎名さんを試すかのように

最初から私にできることの範囲をはっきり伝えた…


「次回って…気が早いですね^^;浅川さん、そんなしょっちゅう飲みに行ってる訳じゃないので、なかなかすぐにとはいきませんが、また次回行きたいですね。楽しかったです。」


それでもいいなら…


椎名さんは私の意思を汲んでくれた…


椎名さんは最初から、あの同僚とは違った…


同僚は、最初から

「罪悪感」

という言葉を出した…


椎名さんは未だに一度もそんな言葉を口にしない…


それに、会っても微塵もそんなことを感じさせない…


だから、未だに会っていてずっと笑顔でいられる…


甘えられる…


椎名さんといると陽だまりの中にいるような気持ちになる…


多分、彼の人間の大きさだと思う…


そんな椎名さんを私は絶対に苦しませたくない…


守りたい…


そう思っている…



椎名さんと正式に付き合い出して

その同僚は再び私の前に現れる…


私はパニックになって

椎名さんに半分言いかけた…


でも、言わなかった…


きっと、椎名さんは気付いているだろう…


椎名さんが発した言葉からそう思った…


でも、私は言っていない…


椎名さんには言いたくない


忘れたい私の過去…



でも、今となっては

その婚外恋愛を経験したから

椎名さんとの婚外恋愛が始まる時に

私はとても冷静でいられたのかもしれない…


今はそう思っている…


あの過ちは、言葉は悪いけれど…


きっと、椎名さんとの婚外恋愛のための

ステップだった…


彼には言えない私の秘密…

二人だけの秘密…

椎名さんが笑顔で手を振って去って行った…


「また付き合ってね。」


という言葉を残して…



「また…」


の言葉…


どう取ればいいのだろう…?



初めての二人きりの密会に

少し私は動揺していた…


今度、職場で椎名さんに会ったら

どんな顔すればいい?


うれしさと戸惑い…

複雑な気持ちだった…



帰宅した私…


ドアの前で

今、私はどんな表情してるだろう…?


普通にできてるかな…?


なんだか、家族に気付かれそうでこわい…



気を取り直してドアを開ける…


大丈夫だった…


自分の気持ちを隠しながら…

自分の表情を気にしながら…

あくまでも普通に…

普通に…


自分に言い聞かせる…



椎名さんからメールが届く…



メールさえ、今日は危険…



お礼を言いたいけど…

そんなメールを書いてたら

きっと私…

顔に出る…


椎名さんとのことを思い出して

思わず顔がほころんじゃう…


嘘がつけない私…



椎名さんは気にしてるだろう…


返信しなきゃいけない


だけど…


できない…



今日は普通に…

普通に…



椎名さんからのメールは…


「また次回!

それから、今日の事は絶対内緒でね。

〇〇だと目立つからちょっと離れた方がいいかもね。次回は〇〇あたりでどうかな?」



椎名さんもやっぱり気にしていた…


既婚者同士二人きりの飲み会


職場の誰かに見られたら…

きっと噂になる…


この時のお店は職場の人に会ってもおかしくない場所…


そんな場所に私と二人きりで飲み会をしてくれたこと…


それにも少し驚いた…


でも、椎名さんの立場なら仕事で女性と二人きりで飲んでもおかしくないような気がした…


きっと、ただの同僚


同僚なら問題ないのだろう…


そう思っていた


でも、椎名さんと私の立場は

一緒に行動するような立場ではない…


万が一誰かに出くわしたら…

椎名さんは何てごまかすつもりだったのだろう…


エリートの椎名さんの名に傷をつけたら…

それが気掛かりだった…


でも、椎名さんは私と会っている時に

そんなことを微塵も感じさせなかった…


椎名さんのメールを見て

なんだか少しだけ申し訳ない気がした…


二人で会ったことを誰にも言えない…


椎名さんと私だけの秘密ができてしまった…


二人だけの秘密


絶対内緒の秘密…



私は家族に嘘をついた…


椎名さんに会いたくて…



ただの二人での飲み会とは違う…


椎名さんのメールにそう思った…



始まったのかもしれない…


婚外恋愛…



でも、まだわからない…


椎名さんの気持ち…


それから私の気持ち…


どうなるのか…


どうなっていくのか…



翌朝、椎名さんに返信した


昨夜中にメールできなかったことのお詫びと

二人の飲み会のお礼…


ごちそうしてくれた椎名さん…


それから、仕事を抜け出してきてくれたことに感動したこと…


でもそれで、お邪魔虫1に叱られてしまったことすみません…


私を信用してくれてたくさん話してくれたこと…


カラオケで話に夢中になって1曲も歌わなかったこと…


お邪魔虫2の愚痴を聞いてくれたこと…


職場の人に出会うかもしれないのに〇〇のお店に連れて行ってくれたこと…


「次回って…気が早いですね^^;浅川さん、そんなしょっちゅう飲みに行ってる訳じゃないので、なかなかすぐにとはいきませんが、また次回行きたいですね。楽しかったです。


それから、昨日のことはもちろん、信用して話してくださった内容ももちろん誰にも言いませんよ。

安心してください。信用していただいたことうれしかったですから。


椎名さんの名に傷がつくといけないから、離れたところでも大丈夫です。椎名さんにお任せします。」



この日、椎名さんと私の二人だけの秘密ができた…


椎名さんと秘密を共有する約束をした…


その秘密はこの日だけでは終わらない危険な秘密へと変わっていく…

初めての約束当日~再び~その3

カラオケ店までの道での会話…


椎名さん「〇〇にどこに行ってたんだ?って言われちゃって参ったよ…」


私「お仕事大丈夫なんですか?」


椎名さん「〇〇が出張してたから、その間にさっきは抜け出してきたんだ…。そろそろ〇〇が戻ってくるから、少しだけ〇〇と話さないといけなかったから一旦職場に戻ったんだよ…。でも、もう終わったから大丈夫!カラオケ行こう!」


椎名さんが〇〇に叱られた…?


え~!?


なんか…複雑な気持ち。


〇〇とは、前記事にすでに登場した

お邪魔虫1です…(^-^;


そこまでして時間を作ってくれたこと…

悪いような気もしたけど…

やっぱりすごくうれしかった…

すごく感動した…


そして、私は歩きながら、続けて、ずっと椎名さんに話したかったお邪魔虫2の話をする…



話半ばで、カラオケ店に到着…



部屋に入ると…


当たり前だけど…



密室…



二人きりで密室…



シーン…



しかも、薄暗い…



また、ドキドキしてきた…



近くに座れない…



50cmくらいあけて椎名さんの左並びに座る…



こっちに身体を向けて、斜めに座る椎名さんが


話しかけてくる……。



背が高くて足が長いから

ソファーに座って、こっちを見てるだけなのに…


イチイチ画になる…


超セクシー…


なんだろう…この色気は…


椎名さんは大人の落ち着いた男…


という感じ…


メールで私だけに見せる

「イタズラな紳士」ではなかった…


そのギャップに戸惑う私…


……。



まともに会話できそうにないっ…


「何歌う?」


と椎名さん。


だけど私は話したかった…


さっきのお邪魔虫2の話が途中だったから

曲を選びながら、話を続けた…


椎名さんがそれに応えて話をする…


お邪魔虫2の話…


椎名さんに恐らく好意を抱いているであろう彼女は、ことある事に椎名さんに話しかける…

仕事でトラブルがあった…

そのミスを私になすりつけようとして椎名さんに、都合良く話をしているお邪魔虫2…

それを私はわかっていた…

なんて言われてるのだろう…

椎名さんがそれを鵜呑みにしてたら嫌だ…

すごく気になっていた…

他の人達ならいいけど、椎名さんには嫌われたくない…

そんな気持ちがすでに私にはあった…


椎名さんから話を聞く

お邪魔虫2は、本当に都合良く話をしてた…

だけど、椎名さんはお見通しだった…


私はホッとする…


椎名さん「そんなの普段、浅川さんのこと見てるからわかるよ。」


椎名さんはちゃんと見てくれている。

うれしかった…


そして、椎名さんの人を見抜く力をこの日に

知ることとなる…


職場の人達の話が続く…


いろんな人が登場する


あの人はこういう人なんだよ…


私の方がこの職場が長いので、異動してきた彼に教える…


椎名さんの洞察力の高さはすごかった


短期間でいろんな人の本質をしっかり見抜いていた…


私「あの人を見抜くってすごいですねっ。大概みんな騙されますよ…。」


私も洞察力には自信がある


「人の本質を見抜く力」


私は幼い時からこの力を持っていた


椎名さんも持っている…


この時に、椎名さんとは気が合うな…


と思った…


感覚が似てる…



椎名さんと話をしてると話題が事欠かなくて止まらなかった…


なかなか曲を入れられなかった…


椎名さんは、私の歌声が好きだと言う…


だから、私に歌って…と言ってた


だけど…


延々と会話が続き、1時間


結局、1曲も歌わずカラオケ店終了…



え~!?


って二人でビックリ……


椎名さん、ごめんなさいm(_ _)m



こんなことならカフェか居酒屋で

良かったかも…です


もちろん椎名さんも思っただろう…



その後、椎名さんとカラオケに行くことは

二度となかった…(笑)


当たり前か…



…というより…


二人きりの密室に…


緊張しまくりの私は饒舌になってしまった…


これが正しい…



とにかく、何も起こらなかった…


ひたすらお話した…


椎名さんはどう思っていたか?


知る由もなく…



でも、紳士な椎名さんのことだろうから

きっと何も企んでなかったことでしょう…



そして、カラオケ店を出る…


駅に着いた…


初めての約束当日が終わっていく…


何だかさみしかった…



駅で別れづらい私…


でも、椎名さんは


「また付き合ってね!」


と笑顔で言ってくれた…


次回がある…


それがうれしかった…


だけど…


こうやって椎名さんと会うことが続いていくのかな?


と漠然と彼の意図するところがわからない…


そう思った…



そして、笑顔で手を振って反対方向のホームへと去っていく椎名さん…


私の頭の中で


「赤いスイートピー」


がBGMで流れた…


~半年過ぎても、あなたって手も握らない~



椎名さん…


は紳士だった…




ちなみに、カラオケ♪は…

久しぶりに今度椎名さんと二人で行きますっ♡